「 Material Learning Farm 」
- 意味のないものが意味をもつ時 -
MLF(Material Learning Farm)は、物的資源が限られる日本において、岐阜県西部の石・アクリル・木をあつかう3社と人的資源や技術のネットワークをつくり、持続的に学び育て展開するプロジェクトです。
人類はその起源より、なにかをつくるというプ ロジェクトを営みながら生きてきたのではない でしょうか。その連綿と続くつくる営みのなかで、現在の効率化した自社の技術や分業・外注主義による発注/受注者間の矮小化した 制作関係に対し問題意識を共有していた私たちは、焦らず段階的に相互理解を深め、つくることのあり方をともに探りました。
3社に限らず持続的に応答し合い、外に向けていかに展開していくか? 技術・制作のナレッ ジを活かし寄与するビジョンを立て、一歩ずつ プロジェクトを進めてきました。たとえば、寸法 や納まりに関してマテリアルごとに特性や適切 な加工方法の違い・制約を理解することで、そ れらを組み合わせるための表現の幅が広がり 自由になります。一方で、表現ひとつとっても素 材同士のアセンブルは難しいものです。どれだけ準備しても、たいてい加工・組立後のワーク ショップではさまざまな発見があり、その経験 を共有しフィードバックを繰り返しながらの進 行になりました。
今回の報告会に展示されたものたちは、どれも失敗の連続の先につくり手と共に試行錯誤 した途上の現れです。まだ荒々しくも学び合う 場所をつくり開いていく試みを、少しでも感じてもらえれば幸いです。
Exhibition 「Material Learning Farm」
- when meaning-less piecies have meaning -
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MLF (Material Learning Farm) is a project to continuously learn and develop while creating a network of human resources and technology with three companies that handle stone, acrylic, and wood in western Gifu Prefecture in Japan, where physical resources are limited.
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Exhibition |Material Learning Farm
- 意味のないものが意味をもつ時 -
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会期:5/31(金) ~ 6/2(日)
10:00~18:00 (最終日 ~16:00)
鑑賞料:無料(PJ ブック別売)
場所:岐阜ビル
住所 : 〒500-8828 岐阜県岐阜市若宮町6-2
交通案内 :
[電車・バスでお越しの方]JR岐阜駅・名鉄岐阜駅から徒歩17分
「金華橋通り柳ヶ瀬」バス停下車、徒歩2分
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主催:藤工芸株式会社、株式会社プロスパー、株式会社安藤大理石
ディレクター:桂川大、冨田太基
動画:FKD
写真:shogo folk sakai
編集 / デザイン:山をおりる
出店 : BUMS / takuro coffee
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